11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 03:46:35.91 ID:
LH94B2LgO
少女「マ、マッチョいりませんか……?」
凍える様に寒い冬の路肩で、そんな少女のか細い声がする。
もっとも、ココは人の行き交う人数も多い街道だ。
そんな小さな声では、誰も立ち止まりはしない。
少女「うぅ……寒い、凍えてしまいそう」ブルブル
マッチョ「フンッ、ハァッ!」ホカホカ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 03:59:54.60 ID:
LH94B2LgO
マッチョA・B「フンフンフンフンッッ!」ホカホカホカッ
少女の傍らで控えていたマッチョ達が、威勢良い掛け声と共に腹筋運動を行う。
少女「あ…」ホカッ
そばに居た少女に僅かだけ熱が伝わり、凍えた少女の体を僅かばかり暖めた。
少女「ありがとう…」
マッチョA「なぁーに、たまたま腹筋を鍛えたかっただけです!」
マッチョB「我々には、常に体を鍛えておく義務がありますからな!」
マッチョA・B「ハッハッハッ!!」
そう言って腰に手を当てて高らかに笑う海パンマッチョ達に、少女は申し訳ない気持ちになった。
少女「ごめんなさい、寒い中での無理な運動は筋肉に良くないのに…」
マッチョA「大丈夫大丈夫!」
マッチョB「私たち!」
マッチョA・B「マッチョですから!!」
そう叫んで、彼らはキメポーズをとった。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 04:09:48.35 ID:
LH94B2LgO
町には、依然として雪が降り続け、町を白一色に染めていく。
少女「ハァ……」ブルブル
息まで、白い。
降り注いでいる雪はいわゆる牡丹雪という奴で、一つ一つが非常に大きく重い。
この街道はこんな日でも随分と通行人がいるが、それでも足を取られてしまう位に道には雪が敷かれている。
自然と、足下から登ってくる寒さは酷い物で。
それは、今も裸足でスクワット運動を続けているマッチョ達にはよりこたえるだろうなと少女は思った。
少女「ごめんなさいね…」
マッチョA「何がだい?」
少女「私がもうちょっと売るのが上手ければ、今頃買われた方に熱燗でも頂いている頃かもしれないのに……」
そう懺悔する様に呟いて、少女は申し訳なさそうに顔を伏せた。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 04:25:52.22 ID:
LH94B2LgO マッチョB「それは違うな」
間髪入れずに、片方のマッチョが否定する。
マッチョA「そうだとも」
もう片方も、それに同調する。
マッチョA「我々の未熟だっただけの事さ」
マッチョB「そう、もし君の売り込みが悪かっただけなのだとしても、我々が本当に美しい舌舐めずりをしたくなるような筋肉をしていたならば……こんな寒い日だ。その暑苦しさと神々しさに惹かれて、きっと買われていたと思うよ」
少女「でも……」
少女が直も悔いさがろうとすると、マッチョは全身の筋肉を躍動させてそれを遮った。
マッチョA「チッチッチ…」ムキムキッ
マッチョB「そもそも私達はたらればの話はあまり好きじゃない…」ムキムキッ
マッチョA・B「もっと熱く行こうよ熱く!!」ビシッ
そう叫んで、彼らは大胸筋を激しくうごめかせた。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 04:28:50.56 ID:
LH94B2LgO
その様子に、少女はちょっとだけ気を取り直す。
少女「そうだね、頑張る」
マッチョA「その息だ!」
マッチョB「じゃ、売り込んでみようか!?」
少女「うん…」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 04:30:39.06 ID:cfUSNDYq0
頑張れ少女
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 04:38:38.20 ID:
LH94B2LgO 少女「マ、マッチョいりませんか……?」
マッチョA「声が小さい!もっと大胸筋使って!!」
少女「マッチョいりませんか?」
マッチョB「ぜんっぜん上腕二等筋に伝わってこない!もう1回!!」
少女「マッチョいりませんか!」
マッチョA「まだまだ!もっと筋肉に対する愛を叫ばなきゃッ!!」
少女「マッチョいりませんか―――ッ!!冬でも汗だくですよぉおおおおオオオオオオオオッッ!!!!!」
マッチョA・B「ビクトリーッッ!!!!」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 04:51:07.30 ID:
LH94B2LgO
マッチョA「いや、すンぱらしいッ!すンぱらしい大胸筋の使い方だよお嬢さん!!」ムキッ
マッチョB「あぁ…久しぶりに、上腕二等筋に伝わってきたぜ」ムキキッ
少女「そ、そうですか……エヘヘ//」
そう言って、少女は恥ずかしそうに頬を染める。
マッチョ's「グッド」ビシッ
そうやってマッチョ達は親指をエレクトさせ、少女に暑苦しい笑みを送る。
そんな彼らと少女の様子は、こんな極寒の寒さの中においても何処か暖か気だ。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 04:59:43.56 ID:
LH94B2LgO しかし、
少女「マッチョいりませんかー!!」
マッチョA「フンンンンンンンンンッ!!!」ムキムキムキムキムキムキッ
マッチョB「ハァアアアアアアアアアッッ!!!」ムキョキョキョキョキョッ
彼らの中ではほのかに盛り上がったが、いくら声を張り上げた所で通行人は止まる気配はない。
それどころか、大体の人はいぶかしげな視線を送った後に逃げる様に去っていくか、マッチョ達を見た瞬間に反対方向に引き換えしていくかだ。
マッチョは、一向に売れる気配は無かった。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 05:04:17.43 ID:
LH94B2LgO
少女「うぅ……どうしてだろう」
マッチョA「コレは困った」
マッチョB「やはり我らに魅力が無いのか……」
マッチョA・B&少女「うぅーむぅ」
マッチョ'sと少女は唸りをあげて悩む。
声を張り上げても売れないとなると、彼らには完全に手詰まりであった。
所詮、幼い少女とマッチョ。
少女は幼すぎて発想が出ないし、
マッチョは脳みそまで筋肉であった。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 05:09:56.50 ID:
LH94B2LgO
マッチョB「やはり……あれかぁ」
マッチョBが、唐突にそう呟く。
マッチョA「あれとは?」
マッチョ「兄ぃよ。マッチョの魅力とは何だと思うかい?」
マッチョA「それはこの美しいbody!仄かな暑苦しさ、なにより――」
マッチョ「裸と裸の衝動さッッ!!」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 05:18:30.47 ID:
LH94B2LgO
マッチョB「Great!その通りだよ兄ぃ!!」
マッチョA「マッソォーとしては当然よ!……で、それが何だ?」
マッチョB「まだ気付かないのかい?つまり――」ムキッ
そう言って、マッチョBは顔中の筋肉を躍動させる。
それは笑顔だ。
マッチョB「――僕らと売り手の、裸と裸の衝動が必要だったのさッッ!!」
マッチョA&少女「ッッ!!!?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 05:29:34.17 ID:
LH94B2LgO 少女「つまり、それは……」
マッチョA「そうか!俺達とこの少女が裸で相撲を取れば、そのマッチョな心意気に惹かれて客が来るって事だな!?」
マッチョB「Yes!さすが兄ぃ、分かってるじゃないか!!」
マッチョA・B「ハッハッハッハッハッハ」ムキキッ
少女「……」ブルブル
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 05:36:02.56 ID:
LH94B2LgO ここまで誰も見てないのも清々しいな……
スレ汚ししてゴメンね。
寝るわ(´;ω;`)
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2008/12/18(木) 05:41:21.93 ID:7CTcjV1D0
おい続きかいてくれないとねれない
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2008/12/18(木) 05:42:13.91 ID:7CTcjV1D0
逃げていいのかよ!マッチョも少女もあきらめずに頑張ってるのにお前は諦めていいのかよ!
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 05:49:45.30 ID:
LH94B2LgO (´;ω;`)分かった。誰か居るなら書くよ……
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2008/12/18(木) 05:51:55.52 ID:7CTcjV1D0
頑張れみんな期待してるぞ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 05:57:07.03 ID:
LH94B2LgO
少女「ちょ、ちょっと待って!」
たまらず、少女は声を張り上げる。
マッチョA「おっ、元気な声出るじゃないかぁ。どうした?」
少女「そ、その売り手って…あ、アタシの事ですか?」
マッチョB「もちろん、僕らを売ってるのは君じゃないか!」
少女「そ、そんな……無理、裸なんて無理ッ…!」
マッチョA「HAHA!確かに今日は寒いからねぇ、でも大丈夫大丈夫」
そう言って、マッチョAはおもむろに海パンを脱ぎ始めた。
少女「――ッッ!?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 06:03:45.44 ID:
LH94B2LgO
季節は冬。
ここは極寒の地。
牡丹雪も降り注ぎ。
雪の地面は殆ど凍っている。
そんな地に――
マッチョA「HAHAHAHAHA!いや、清々しい!!」
パサリと、雪の絨毯の上に黒の海パンが沈んむ。
マッチョB「兄ぃ……惚れ惚れするぜ」
少女「キャァアアアアアアアアアアッッ!!」
――裸一貫、マッチョが舞い降りた。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 06:16:53.70 ID:
LH94B2LgO
マッチョA「NNNmmmmm、それ程寒い訳ではないな」フンフンッ
マッチョは言いながらも、腕をクロスに振って脇をカパカパ鳴らしている。
降り注ぐ雪はマッチョAに触れた瞬間に溶け、マッチョAの汗も相まって益々みずみずしさを増していた。
マッチョ「フンフンフンッ!」
マッチョAは腰の筋肉を確認すべく、何度も腰をグラインドさせる。
海パンから解き放たれたマッチョAのアザラシが、ブンブンと落ちてくる牡丹雪を切り裂いた。
マッチョB「Oh……ラストサムライみたいだよ兄ぃ」
マッチョBが感嘆の溜め息を漏らす。
少女「――」パクパク
その光景に、少女は口から悲鳴を漏らす事さえ出来なかった。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 06:27:09.86 ID:
LH94B2LgO
マッチョB「じゃ、俺も」ヌギヌギ
マッチョBも勢い良く白の海パンを脱ぎ捨てた。
――ヒラヒラ……パサッ。
少女「ひっ……!」
雪と同じ色をしたそれは、これもまた雪と同じ様に少女の頭に被さった。
マッチョA「エクセレンッ……!!」
それは、少女の頭の上でほんのりと湯気を上げている。
熱の他に、仄かな酸味が、少女を襲った。
少女「うわぁあああああああああああああ!!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 06:39:55.68 ID:
LH94B2LgO
少女「ぁあああああああああああああああああああああああ――」
マッチョB「おっと、何処に行くんだい?」
少女「――グェァッ!」
絶叫を上げて逃げ出そうとしていた少女の首襟を、マッチョBが掴んだ。
マッチョA「さぁさぁ、裸と裸の衝動……いや、衝突と行こうじゃないか!!」ムキキッ
そう言って、マッチョAはアザラシを降り乱してこちらに突撃してくる。
少女は必死に抵抗するが、マッチョBを振りほどく事は出来ない。
それどころか――
少女「!!!?」
マッチョB「ま、レディだからね」
――いつの間にか、下着姿にひんむかれていた。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 06:41:46.46 ID:sI67fddS0
マッチョが紳士でよかったwww
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 06:49:59.08 ID:
LH94B2LgO
マッチョA「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAッッ!!」
少女「ぁああああああああああああああああああああああッッ!!」
通行人「……あの子、終わったな」
遠巻きに傍観していた通行人の一人が、ポツリとそう呟いた。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 06:51:53.01 ID:
LH94B2LgO
が、
マッチョA「――Fuggッ!!」
倒れたのは、マッチョの方だった。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 07:00:21.26 ID:
LH94B2LgO
通行人「な、何だとッ!?」
マッチョB「あ、兄ぃッ!!」
マッチョAは悶絶し、雪の絨毯の上で悶えている。
その雪が、マッチョAの股間の辺りから、うっすらと血濡れていく。
少女「……はぁはぁ」
息も絶えだえの少女の手には――
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 07:04:22.06 ID:
LH94B2LgO
ミニマッチョ「マッチョゥィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッッッッ!!!!!」
――血濡れたミニマッチョが握られていた。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 07:08:28.02 ID:1eQEaKjNO
なwんwだwこwれwはwwwww
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 07:11:56.95 ID:kbn2j5uIO
これはひどい
もっとやれ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 07:37:03.35 ID:
LH94B2LgO
*マッチョの心得 その1
室伏「朝食には――」グル…グル…グルッ
室伏「――プロテインだぁあああああああああああああああアンッッ!!!」ブンッッッ
記録:125yard
室伏「再開」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 07:48:29.32 ID:
LH94B2LgO
マッチョA「――ッ!――――ッッ!!」
マッチョB「あ、兄ぃ!しっかりするんだッッ!!」
声にならない叫びを上げながら、マッチョAはもがいている。
そのかたわらで、千切れた彼のアザラシが湯気を上げていた。
少女「……はぁはぁ」
熱くなった呼吸を整えながら、少女は持っていた血で汚れたミニマッチョを捨てる。
ミニマッチョ「マッチョゥィッ!」
本当に運が良かった。
少女はとっさの判断でカゴに入れていたミニマッチョを引き出し、マッチョAの股間を殴り付けたのである。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 07:59:01.21 ID:
LH94B2LgO 『解説:ミニマッチョとは』
小型のマッチョ生命体。
マッチョは基本的にその暑苦しさを利用して冬の間の暖を取る為の物だが、非常にデカくかさばり保温性が無いので、持ち歩きには適さない。
その為、持ち歩く際にはもっぱらこのミニマッチョが使われている。
マッチョ程の知能はなく、こちらの言うことを簡単な事は理解出来るが、会話を交わす事は不可能。
また、非常に切れ味がよく冬の間の携帯用の武器としても適している。
懐に忍ばせれば、仄かに暑苦しい。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:06:40.81 ID:
LH94B2LgO
少女「うぅ、寒い…」ブルブル
少女は自らが下着のみであった事を思い出し、寒さに震える。
少女「えっと……あれ?」
マッチョに剥ぎ取られた衣服を探して辺りを見回すが、服が無い。
マッチョA「……ぅぁ」ビクビクッ
マッチョB「あ、兄ぃ。止血するから、頑張るんだ!」
見れば、マッチョBがマッチョAの股間の止血用に使っていた。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:14:18.11 ID:2GpAO+/p0
こんな稀に見る良スレを朝の貴重なひと時に見つけてしまうなんて・・・
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:15:22.76 ID:bwJRgloLO
マッチョが超兄貴で再生される…
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:23:18.66 ID:
LH94B2LgO マッチョB「クソッ、いくらレディといえども、やって良い事とやっちゃいけない事があるぞ!」
兄がアザラシを失った事が余程ショックだったのか、マッチョBは号泣しながらゆらりと立ち上がった。
マッチョB「嬢ちゃん……ちょっと、痛い目にあって貰おうか」ムキッ
そう言って、マッチョBは大胸筋を揺らしながらのそりのそりと近づいてくる。
少女はカゴから新しいミニマッチョを取り出し、構える。
少女「こないでよ。あんたのヤツもちょん切るよ」
マッチョB「兄ぃと同じになれるなら本望さ」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:32:23.06 ID:
LH94B2LgO
そんな風に、戦いが火蓋を落としそうになった時。
声が割って入った。
マッチョA「――やめるんだ!」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:39:00.64 ID:
LH94B2LgO
股間から血を流し続け、顔面蒼白になりながらもマッチョAはマッチョBを止める。
マッチョB「どうしてだい兄ぃ?」
マッチョA「忘れたのか?俺達は、マッチョはマッチョでも、紳士という名のマッチョだ」
マッチョB「だけど、兄ぃ……股間が」
マッチョA「大丈夫だ。こんなもん」
呟いて、マッチョAはよろよろと立ち上がり――
マッチョA「フンッ!!」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:41:23.60 ID:
LH94B2LgO
――見るまに、マッチョAのアザラシは再生した。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2008/12/18(木) 08:45:43.24 ID:8Pzk13K00
だめだ、面白い
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:47:11.32 ID:2PYy0b4T0
展開速くて読みやすいし面白い
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:47:37.53 ID:
LH94B2LgO
マッチョB「す、凄いよ兄ぃ!」
マッチョA「ふ、一流のマッチョとなればこのぐらいは出来るさ!」
再生したマッチョAの股間が、おおしくそびえている。
そのまま、マッチョAは少女の方を向いた。
少女「クッ……」
少女はミニマッチョを構える。
が、
マッチョA「マッチョは頭下げてきた」
少女の予想外にマッチョAは頭を下げてきた。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 08:49:00.05 ID:l2N5Z8xPO
アッー! 90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 09:04:48.94 ID:
LH94B2LgO
マッチョA「すまない、君はレディだというのに。私は自分の考えに溺れて、君に裸で相撲を取れだなどと……紳士と言う名のマッチョだった筈なのに……私は自分が恥ずかしい」
マッチョB「兄ぃ」
少女「……」
マッチョA「だけど、だけど私達は売れたいと気持ちは本物なんだ!そして、この作戦にかける気持ちも本物なんだ!!」
涙を流して言いながら、マッチョAはヒンズースクワットをする。
マッチョBも号泣しはじめ、それに続く。
マッチョA「だから頼む、裸でとは言わない―」
マッチョB「せめてレオタードで―」
マッチョA・B「我々と相撲を取ってくれッッ!!」
少女「……それなら」
――そうして――
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 09:05:34.95 ID:sI67fddS0
そこでスクワットかよwwwww
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 09:19:04.39 ID:
LH94B2LgO
―――それから十年の歳月が流れた。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 09:20:58.51 ID:
LH94B2LgO
――あれから、少女は幾度も幾度もマッチョ達とレオタードでぶつかり稽古をし――
マッチョ少女「マッチョ共、ぶつかり稽古すっぞ!!」
マッチョA・B「ヘイッ!!」
――立派なマッチョになりましたとさ。
めでたしめでたし。
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 09:24:03.54 ID:
LH94B2LgO
『マッチョ売りの少女』→×
『マッチョ売りのマッチョ』→○
『マッチョ売りのマッチョ 完 』
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 09:24:16.59 ID:sI67fddS0
(´;ω;`)イイハナシダナー
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 09:32:15.38 ID:eNOib8+5O
追いついたとたん終わった
乙!
101 :
言い訳 ◆O4oIDvTQAw []:2008/12/18(木) 09:34:24.68 ID:
LH94B2LgO
ごめん
ごめん
ごめん(´;ω;`)
本当はこんなつもりじゃなかったんだ。
書き込む前は、このネタなら最高に面白く出来ると思ったんだ。
マッチョと少女のハートフルギャグ冒険記にしようとおもったんだ。
でも、3レスも打ったら「あ…これ無理だ」って気がついちゃったんだ。ゴメン。
付き合ってくれた人達本当にゴメン。
言い訳を言うとするなら、この前書いたのが真面目一本で通したせいかインフルエンザの病み上がりのせいか、脳みそがギャグの方向にどうしてもいかない。
マッチョ共が感動巨編を始めようとするんだ。
もう、ギャグ書けねぇかもしんねぇ……
無いと思うけど、質問とかあったら受付けます。
無いなら大人く寝ます、ハイ。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2008/12/18(木) 09:35:49.98 ID:sI67fddS0
時間的にこっちのほうが良かったです
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