566 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 21:27:35.73 ID:pak9IYvjO
Part15
たまえ『痛たた…ここどこ?』
たまえ『あれ…眼鏡落としちゃった。暗いよ…。』
ポタ、ポタ、
たまえ『水の音がする。』
たまえ『洞窟…かな…?』
たまえ『そうだ…カメラのフラッシュを使えば!』
カシャッ!
たまえ『一瞬だけど確かに見えた。奥に続いてる穴がある、怖いけど…行くしかないよね。』
トタトタ…
キートン『一人暗闇に臨むたまえであった。』568 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 21:31:50.23 ID:pak9IYvjO
PM9:00
大野『そういや、クラスメイトの遺体の近くに必ず"のろ"って紙があるんだが…』
まるお『ずばりこれと同じ物でしょう!』
大野『おお、それそれ。』
まる子『の?ろ?』
はまじ『なんだよそれ、まるで俺達が探偵みたいじゃねぇか。』
杉山『う―ん。わかんねぇや。』570 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 21:34:28.85 ID:pak9IYvjO
はまじ『なんかよぉ、こういう名前当てみたいなのってよくテレビのクイズ番組であるよな。サイキューだったっけ?』
大野『それを言うならアイキューだろアイキュー。』
はまじ『おー、それそれ、文字を英語とかカタカナに直すと分かったりするやつ。』
まる子『あたしゃ、そんな番組全然みてないよ…トホホ』
まるお『英語やカタカナに直す…?変換…?』ブツブツ
まるお『ん"!?』573 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 21:40:54.36 ID:pak9IYvjO
関口『なぁ、仕事はしたぜ。さぁ開放してくれよ。』
?『あんたは用済みだよ。クックック』
関口『だ、騙したな!』
関口『へ、へへオレにはスタンガンがある。お前はなんなんだよ?ナイフか?パチンコか?ええ!』
?『紙切れと鉛筆だよ。』
関口『笑わせんじゃねぇよ、紙切れと鉛筆だ!?それでよくあんなデカい態度とれたな。』
関口『へへ、オレの勝だな。』
バチバチ577 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 21:48:02.96 ID:pak9IYvjO
?『全く馬鹿だねぇクク』
関口『何がおかしい!うおおおお!』
パシッ!ズブ!
関口『…。』
?『全く馬鹿ばかりだよ。クックックッ』578 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 21:53:55.11 ID:pak9IYvjO
花輪『また誰かの遺体があるね…"のろ"これで二枚目か…一体何を意味しているっていうんだい。』
花輪『レディー達、クラスの皆、無事でいてくれよ…』
579 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 21:55:15.63 ID:pak9IYvjO
ヒデ爺『はぁ♪美味しかったですねぇ。』
ともぞう『奉行万歳!奉行万歳!あばばばばwwww』
ヒデ爺『勝負は貴方の勝ですよさくらさん』
ともぞう『ははw世は大平じゃ大平じゃ!www
「ヒデ爺と 天下統一 鍋奉行」♪ともぞう心の俳句wなんつってなwwあひゃひゃひゃww』
キートン『鍋は使ってない。』
ヒデ爺『いつにもマシて切れの良い俳句♪さすが日本一♪』
ともぞう『何が起きても気分はへのへのかっぱじゃ♪!』
ヒデ爺(やれやれ;あと一時したら出発しますかね…)585 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:02:00.19 ID:pak9IYvjO
小杉『西村、折原じゃねぇか!』
小杉『お、飯あんじゃなぇか。食わせろおおお!』
ドタドタ
西村『いいい、いくよ、折原くん。』
折原『あぁ。』
折原『標準固定、ターゲットロック。』
西村『発射!』
小杉『ロ、ロケットランチャー!!!???』MEMO:折原
*西村は頑張りましたがわかりませんでした。
586 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:03:29.37 ID:pak9IYvjO
小杉『うおおお!』
ヒュン
小杉『ぅあああ!』
ドーーン!
西村『灰に…なっちゃったね。』
折原『俺達が直接動かなくても数は減ってるはずだ…、俺達はこうして隠れていよう。チャンスを狙って獲物を仕留めるんだ。』
西村『う…うん。』589 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:05:33.85 ID:pak9IYvjO
カシャッ!
たまえ『次は左…と…』
バサバサ!
たまえ『ぅうっ!またコウモリ…怖いよぉ』
たまえ『…さみしいよ…』
たまえ『ぅうう…ぅぅ』
592 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:12:51.21 ID:pak9IYvjO
ドボ!
たまえ『きゃあ!』
たまえ(水!?い、息ができないよ…苦しいよぉ…)
たまえ(うぅ……光が…見える…あのくらいなら泳いで行けそうだわ…。行かなきゃ、あたし死んじゃう…。)595 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:16:19.40 ID:pak9IYvjO
Part16
大野『地図をみてくれ、今俺達がいるのはこの川のここだ。』
大野『地図には簡単な川や湖の位置、そして電波塔の位置や番号が書いてある。』
大野『これを頼りに、明日はまた川を登っていって西の湖を目指そう。』
杉山『なるほど、広い所や水のある所は人が集まりやすいからな。』
ダッダッダッ!
まるお『みなさーん!犯人がわかりましたよぉお!!』598 名前:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:24:04.68 ID:pak9IYvjO
まる子『なんだってぇえ!?』
はまじ『ホントかよ!』
まるお『この丸尾末男、心に誓っても犯人を特定しましたよ。』
まるお『ずばり!野口さんでしょう!』
602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:27:34.28 ID:pak9IYvjO
大野『の、野口ぃ!?』
まる子『ちょっ!ちょっ!野口さんってあの野口さんだよね?』
まるお『ずばり私たちのクラスの野口さんです。』
まる子『な!なんでさ!』
604 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:35:31.10 ID:pak9IYvjO
まるお『説明しますと、まず"のろ"という文字の"の"は漢字の"野"に変換できますよね。』
杉山『なるほど…。』
まるお『そして"ろ"はカタカナで"ロ"さらにこれは漢字で"口(くち)"と読めますね。』
大野『おおお!』
まるお『"のろ"は"野"と"口"、つまり"野口"となるのです!』
まる子『あんた凄いよまるお!』
まるお『学校に帰ったあかつきには、この丸尾末男に清き一票を。』
大野『あぁ!』
杉山『もちろんだぜっ、委員長!』
607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:38:36.93 ID:pak9IYvjO
はまじ『そうと決まれば明日は野口を探して説得しよう。そうすれば助かるかもしれない。』
大野『そうだな…。』
まる子『明日が、最後だもんね。』
はまじ『あぁそうだな。』
杉山『わ、わりい!オレちょっとションベン行って来る!』
サッサッ
大野『おーい、気ぃつけて行けよー!』
614 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:48:39.07 ID:pak9IYvjO
杉山『ふぅ…すっきりしたぜ。』
杉山『あれは…』
杉山『山田と野口じゃねぇか!!』
杉山(野口がいる、みんなに知らせなきゃ!)
サッサッ
616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:51:24.92 ID:pak9IYvjO
山田『の~ぐ~ぢ~』
野口『なんだい、あんたかい。』
ブオオン
野口『チェーンソー…物騒な物持ってるね、クックック』
山田『ブオオンしでやるじょー!』
山田『大変だじょ!w大変だじょ!wあはは!あばばばば!』
ブオオン!
624 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 22:59:12.46 ID:pak9IYvjO
野口『クク、甘いよ…』
サッサッ
山田『ブオオン!ブオ"オ"ン!』
野口『ふんっ!』
ヒュン!
ザク!
野口(クク…!鉛筆が心臓直撃だよ…ププーッ!)
野口『クックック!』
628 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 23:04:44.50 ID:pak9IYvjO
山田『あはは!なんか刺さったじょ、えいっ!』
ズヴッ
野口『…!?抜いた!?』
山田『あはは!ブオオン!だじょー!』
ブオオン!
野口『あんた一体…』
!
野口(まずいっ!)
634 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 23:11:37.08 ID:pak9IYvjO
山田『ブオオン!』
野口『っつ!』
サッ
野口(よし、かわせたっ)
キリキリキリキリ!
野口『危なかったよ…ク』
ギギギ…
野口『…!』
ズシーン!
635 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 23:12:16.55 ID:pak9IYvjO
山田『あはは!野口が木の下敷きだじょ!愉快だじょ!愉快愉快!』
野口『ぐぅう…』
山田『いただきますじょ!』
ガブッ
640 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 23:17:08.84 ID:pak9IYvjO
杉山『みんな!野口がいたぞ!山田も一緒だ!』
大野『でかしたぞ杉山!』
はまじ『みんな行こうぜ!』
サッサッサッ
644 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 23:23:56.93 ID:pak9IYvjO
みんな『…!』
はまじ『な、なんだよ…ありゃ…?』
まる子『!』
まるお『ひいい!』
杉山『シーッ!あんま大きな声だすんじゃねえっ…!』
まるお『しかし、この光景をみて、叫ばない人がおかしいでしょう。』
大野『山田…人食ってやがる…。』
647 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 23:27:05.06 ID:pak9IYvjO
野口『くああああ!』
野口(首の静脈が!)
山田『美味しいじょ…でも硬いじょ…カナヅチでほぐせば良いじょ!あばば!あばば!』
カチン!
野口『ああああ!』
山田『あはは!こんなに大きな野口の声初めて聞いたじょ!』
カチン!
野口『グゥアア!』
野口(任務完了まであと少しだったってのに…こんな…ところ…で)
656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 23:34:47.97 ID:pak9IYvjO
ガブッ
山田『うま、うま、うま"!』
カチン!カチン!
野口『…』
山田『あはは!死んじゃったじょ、つまんないじょ。』
山田『あったかいうちに食べるじょ。ジュルリ"…』
ガブッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッガリッ!
664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 23:43:06.36 ID:pak9IYvjO
まる子『うぁあああ"!』
ササササ!
はまじ『おい!さくらぁ!』
大野『まてよさくら!』
杉山『追いかけよう!』
サッサッ
666 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/25(木) 23:48:21.29 ID:pak9IYvjO
まる子『ぅうあ…ああぁ…』
まる子(やなもん見ちゃったよ…頭からはなれないよ…)
はまじ『おいさくら、どうしちまったんだよ!?』
まる子『あたしゃ…怖いんだよ…気がおかしくなりそうだよ…』
大野『みんな同じさ…だからこそ、みんなでここを抜け出さないといけないんじゃないか。』
まる子『だけどさぁ……あんなのやだよ、もうごめんだよ』
まる子『もうやだよっ!やだよっ!うわ"ーん!』
杉山『落ち着けよ!泣いたって何も変わらないぞ!』
杉山『俺だって…泣きてぇよ…チクショウ…』
まる子『グスン…』
675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:00:37.29 ID:yW+pWEj5O
まるお『しかし…説得するまえにあんな事になるなんて、何か申し訳の無い気分です。』
杉山『あぁ、オレたちどうすれば…』
はまじ『とりあえず今日はゆっくり休もう。難しい事はその辺の木の実でも食ってからにしようぜ…』
大野『ああ。そうだな。』
杉山『よし!まずは腹ごしらえだ!』
677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:01:28.93 ID:yW+pWEj5O
PM22:30
ヒデ爺『さてと、私たちも出発しますか。』
ともぞう『ワシらもゆっくりはしとれんな。』
ヒデ爺『夜は危険です。歩いて慎重に行きましょう。』
ともぞう『承知!』
680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:08:04.00 ID:yW+pWEj5O
ヒデ爺『お互い様ですよ、せめてもう少し若ければ…老いにはかないませんな…。』
ともぞう『なーに!わしゃこの通り元気じゃぞ!そおれwwそおれぇい!wwwwwまだまだ負けておらんわいwwwwww』
ピョンピョン
ヒデ爺『ははは、若いですなぁ』
メシメシ…
ヒデ爺(ん…?崖の地盤が…まさか)
ヒデ爺『危ない!』
ともぞう『そぉれwwそぉれwwwピョンピョンwwwピョンピy…うわああ"!』
ガラガラ!
ヒデ爺『さくらさん!』
684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:13:02.69 ID:yW+pWEj5O
ともぞう『あーれー!』
ズタズタゴトゴトズタズタ!
ヒデ爺『あぁ…なんということでしょう…』
カランコロン…
キートン『谷の底は見えない、落ちたら確実に死ねるだろう。』
ヒデ爺『惜しい人を失った…。』
ヒデ爺『谷の隙間風が冷たい…私がもっとしっかりしていれば……すみません。本当に申し訳ありません。
ヒデ爺『貴方との肉奉行は最高でした。宿敵であり、友でありました。私は貴方を忘れません。』
ヒデ爺『仕方ありません…お坊ちゃまを探しましょう。』
693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:21:57.71 ID:yW+pWEj5O
たまえ『うーん…なんとか広い所にでたけど、水でカメラ壊れちゃったよぉ』
たまえ『外はもう夜かな?まるちゃんちゃんとご飯食べてるかな?心配だよぉ…』
たまえ『なんだか眠くなってきちゃった…』
たまえ『…。』
たまえ『スー…スー…まるちゃん……』
696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:28:44.04 ID:yW+pWEj5O
Part17
はまじ『なぁ…さくら…』
まる子『なにさ…?』
はまじ『オレさぁ、城ヶ崎さんの事好きなんだ。』
まる子『へー、あの娘可愛いもんねぇ…トホホ』
はまじ『でさぁでさぁ、オレ一つだけ決めたんだよ。』
まる子『なにさ?』
はまじ『オレ、学校に帰ったら、城ヶ崎さんに告白するんだぁ。』
MEMO:城ヶ崎さん
714 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:35:42.32 ID:yW+pWEj5O
大野『杉山、明日が…最後なんだよな…』
杉山『おぅ…』
大野『もし時間切れになったらオレたちお終いだよな…』
杉山『なにらしくねぇこと言ってんだよ。』
大野『わりぃ…』
杉山『学校帰ったらまた一緒にサッカーしようって約束しただろ。』
大野『おぅ…絶対だぞ。』
杉山『もちろんだろ、相棒!』
大野『はは、オレ達なら大丈夫だな。』
721 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:44:31.90 ID:yW+pWEj5O
まるお("のろ"はわれながら名案でした、ふふふふ)
まるお(明日が最終日…ですね。)
キートン『それぞれの想いを胸に、なけなしの時間を胸に刻んでいたまる子達であった。』
キートン『三日目へ続く。』
727 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:53:14.10 ID:yW+pWEj5O
Part18:
まる子姉『こないね。連絡。』
まる子母『ははは、キット大丈夫よ、キット…』
お婆ちゃん『お母さんや、玄関が…』
まる子母『玄関?どうしたのかしら』
トタトタトタ
まる子母『あらやだ!草履の紐が16足も切れてるじゃないの!』
お婆ちゃん『縁起が悪いね…』
729 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 00:54:51.24 ID:yW+pWEj5O
まる子父『おーい!このビール瓶底にヒビ入ってるぞ!』
まる子姉『やだぁ、ひできのポスターが破れちゃってる!』
まる子母『はは、ははは。…本当に嫌な予感がするわ。』
753 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 01:41:03.13 ID:yW+pWEj5O
たまえ父『ああああ!』
たまえ母『今度は何よ!』
たまえ父『100万円もしたカメラのレンズが…ほら』
たまえ母『まぁ、綺麗に真っ二つね。これを機にカメラ卒業したら?』
たまえ父『だ、ダメだ!カメラは命なんだよ、い!の!ち!』
たまえ母『はいはい…』
たまえ母(あのカメラのレンズが二つに割れるなんて…なんだか縁起が悪いわ。)
755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 01:43:30.29 ID:yW+pWEj5O
Part19
城ヶ崎『だ…だれ?』
山根『やぁ』
城ヶ崎『山根君!どうしたの、凄いケガ…』
山根『いろいろあってね。』
MEMO:城ヶ崎
757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 01:44:26.76 ID:yW+pWEj5O
城ヶ崎『みんなどんどん死んじゃうわ…あたし怖いわ…』
山根『あぁ…やるせない気持ちだよ。城ヶ崎さんオレについてきてくれないか?』
城ヶ崎『いいの?』
山根『もちろんだろ、困った時はお互いさまさ。』ニコ
城ヶ崎『ありがと!嬉しいわ!』
山根(くく…)
761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 01:52:37.77 ID:yW+pWEj5O
城ヶ崎『腕大丈夫なの…?』
ペチ
山根『触るなぁ!!!』
城ヶ崎『きゃっ!』
山根『あ!…ごめん…。触ると痛くてさ。』
城ヶ崎『こ、こっちこそごめんね。』
山根(うずくんだよ…傷口が…あの肉マンと犬にやられた傷口が…殺せ殺せってうずくんだよ。)
山根『ここは危ないからなるべくオレから離れないでね。』
城ヶ崎『分かったわ、ありがと!』
山根(銃弾はあと13発…それに城ヶ崎さん…これだけあれば完ぺきだ…ククク)
764 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 01:54:36.30 ID:yW+pWEj5O
Part20
たまえ『ぅう眩しい…は!』
たまえ『すっかり寝ちゃってた!』
たまえ『あれ…上から細い光が入ってる。』
たまえ『でも、周りが見えないよ…』
―ほーらたまえ、みてみろ!レンズって磨けばこんなに光るんだぞお、たまえも心を磨いていい娘になれよお。 うん!パパ―
たまえ『そうだ!レンズだ!』
765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 01:56:42.74 ID:yW+pWEj5O
ガチャガチャ
たまえ『よし、外れた!』
たまえ『これを光りにかざして光りを反射すれば…』
ピカっ!
たまえ『きゃあ!』
たまえ『え?え?何よここ!』
たまえ『うぁあ///綺麗///』
770 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 01:58:56.82 ID:yW+pWEj5O
たまえ『一面宝石だわ…あたしが反射した光りを宝石たちが部屋いっぱいに反射してキラキラ輝いてる。』
たまえ『夢みたい。全部夢ならいいのに。』
たまえ『古い梯子がかけてある…もしかしてここは鉱山だったのかな?何かの理由で使われなくなった廃鉱?』
たまえ『今はそんな事考えてる場合じゃなかった、早く行かなきゃ。』
たまえ『この梯子を登れば…キット外に出れる!』
たまえ『あの細い光源がまるちゃんに見える。早くあの光りに触れたい。早くあの光りを包みたい。』
コトコトコト
キートン『軽快に梯子を登るたまえであった。』
774 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 02:04:42.37 ID:yW+pWEj5O
Part21
AM7:00
ジー
テーテーテーテー♪テーテテテテテテテー♪
アナウンス『朝の死亡者報告♪関口、小杉、富田、土橋、永沢、野口、長山、長谷川、平岡、冬田、前田、みぎわ
残り時間23です♪』
まる子『あと少しだね…時間も人も。』
大野『オレたちのしらないところで今もだれかが…クソ!』
杉山『やれる事は全部やってやろうぜ』
はまじ『おう!』
まるお『はい!』
775 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 02:06:26.41 ID:yW+pWEj5O
ガサガサ
はまじ『さくら何してんだ?』
まる子『出発の準備だよ。』
はまじ『気合い入ってんなー。』
ガサガサ
まる子『あれ?紙が入ってるよ。なんだろ?』
"つぎはお前だ"
780 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 02:11:30.43 ID:yW+pWEj5O
まる子『うあああ!』
はまじ『どおした!?』
まる子『なんだよ、これ…』
はまじ『これは…まずいぞさくら…。絶対離れんなよ。』
まる子『うん…。』
781 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 02:12:39.56 ID:yW+pWEj5O
大野『みんな!準備はできたな。出発するぞ!』
みんな『おー!』
キートン『最期の地と足を運ぶまる子達であった。』
783 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 02:14:15.71 ID:yW+pWEj5O
藤木『う…出る!』
笹山『ぁああん///中にください///茂様の精液であたしを孕ませてください!///』
℃ピュッ!
藤木『ふぅ…。』
笹山『茂様お掃除させていただきます。』
ペロペロハムハム
藤木『君もだいぶ上達してきたじゃないか。』
笹山『喜ばしいお言葉。ありがとうございます。』
藤木『もういいぞ、もう朝だしそろそろ行こうか。』
笹山『はい。』
794 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 02:18:44.43 ID:yW+pWEj5O
藤木『最期の日の朝日はどうだい?』
笹山『茂様と一緒なら、どんな景色も最高の光景でございます。』
藤木『ぐふふ///よしよしいい娘だ///』
笹山『ありがとうございます。何よりの幸せでござます。』
藤木『ぐふふ///さ、手を握って。行くよ///』
笹山『はい、参りましょう。』
805 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 02:26:52.53 ID:yW+pWEj5O
Part22
AM11:00
まる子『うああ!』
はまじ『今度はなんだよ!』
まる子『あれ…あれ…』
はまじ『うぇ…遺体がある…しかもグチャグチャだ。』
大野『…紙?』
杉山『拾ってみようぜ。』
杉山『!!!』
809 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 02:28:01.59 ID:yW+pWEj5O
杉山『"のろ"…』
大野『ばかな!野口は死んだはずじゃ…』
はまじ『他に野口なんていないはずだろ』
まるお『あわわ、わたしとしたことが…』
まる子『振り出しに戻っちゃったね…トホホ』
816 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 02:34:04.70 ID:yW+pWEj5O
大野『まったく!分からないことだらけだぜ!』
杉山『とにかく川を登ろう。』
はまじ『あぁ…そうだな。』
まるお『…。』
917 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 16:44:27.00 ID:yW+pWEj5O
山根『残る人はあとわずか…ククク』
城ヶ崎『どうしたの?山根君?』
山根『い、いやぁなんでもないよ。』
山根『そろそろお昼にしようか』
城ヶ崎『うん♪』
919 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 16:45:36.64 ID:yW+pWEj5O
城ヶ崎『わぁ、すごい♪お菓子がこんなにいっぱい♪でも太っちゃいそう…』
山根『大丈夫だよ。これだけ動いてたらすぐ痩せるよ。』
城ヶ崎『だよね♪』
パクパク
城ヶ崎『おいしい♪』
城ヶ崎『あれ?山根君食べないの?』
山根『うん、僕はお腹すいてないから全部城ヶ崎さんにあげるよ。』
山根(あの犬にやられてから全然食欲が出ないんだよ…クソ)
城ヶ崎『山根君顔色わるいよ?』
山根『はは、大丈夫さ。ここで少し休もうか。』
城ヶ崎『うん♪』
922 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 16:53:37.65 ID:yW+pWEj5O
ジー
テーテーテーテー♪テーテテテテテテテー♪
アナウンス『朝の死亡者報告♪関口、小杉、富田、土橋、永沢、野口、長山、長谷川、平岡、冬田、前田、みぎわ
残り時間18時間です♪』
花輪『なんか時報にも慣れて来たよ。はは。』
923 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 16:54:43.56 ID:yW+pWEj5O
花輪『それにしても"のろ"…一体何を意味してるんだ。そもそもこのゲームに意味はあるのか…』
花輪『僕に何ができるっていうんだいベイベー。』
花輪『またここに戻っちゃったね。この泉に。』
花輪『昨日のことなのに懐かしく感じるよ。まるでずっとずっと昔の事みたいだよ、はは。』
キートン『アマリリスの花が風に揺られ、静かに揺れていた。』
925 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 17:00:01.79 ID:yW+pWEj5O
PM14:00
まる子『誰もいないねぇ…あたしゃ疲れたよ。』
はまじ『もう少しで湖だ。我慢しろよ。』
まるお『さくらさん、元気だしてください。』
926 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 17:00:22.07 ID:yW+pWEj5O
まる子『そういやはまじ、あんたの武器はなんなの?』
はまじ『実は…落としちまったんだ。』
まる子『ええ!?』
はまじ『一日目に逃げてる時につい…』
はまじ『まぁ大丈夫だ。オレ喧嘩は自信あるから。』
まる子『ならいいけど…』
928 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/26(金) 17:00:52.81 ID:yW+pWEj5O
大野『やっとついたぜ!』
杉山『ふぅ…』
はまじ『おいみんなー!誰かいるぞ!』
まる子『藤木!笹山さん!』
Part23へつづく
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